高いコストパフォーマンスとデュアルSIM、デュアルアクティブ(DSDA)で3G通話が可能なことから、かなり注目しているXiaomi Mi 5ですが、中国モデルには中国独自の制限がかけられており、Google Playストアが入っていません。
また、一般的に中国モデルとグローバルモデルではモバイルネットワーク(4G・LTE/3G・WCDMA)の対応周波数に違いがあることも多く、Mi 5についても対応周波数の違いがあるのか気にしていました。
グローバルモデルに位置づけられるモデルがMi 5がインドで発表されたことから、中国モデルとの違いについて調べてみることにしました。
ラインナップ
出典:Mi.com
中国モデルには标准版(標準版/スタンダードバージョン)、高配版(高速版/ハイスピードバージョン)、陶瓷尊享版(セラミック限定版/セラミックリミテッドバージョン)の3種類のバリエーションが存在します。
标准版(標準版) | 高配版(高速版) | 陶瓷尊享版(セラミック限定版) | |
SoC | Snapdragon 820 Quad-core Kryo 1.8GHz | Snapdragon 820 Quad-core Kryo 2.15GHz | Snapdragon 820 Quad-core Kryo 2.15GHz |
GPU | Adreno 530 GPU 510MHz | Adreno 530 GPU 624MHz | Adreno 530 GPU 624MHz |
メモリ | 3GB LPDDR4 1333MHz dual-channel RAM | 3GB LPDDR4 1866MHz dual-channel RAM | 4GB LPDDR4 1866MHz dual-channel RAM |
ストレージ | 32GB UFS2.0 Flash | 64GB UFS2.0 Flash | 128GB UFS2.0 Flash |
インドで発売されるモデルはスペックから推察すると、標準版(スタンダードバージョン)に該当するようです。
グローバルモデル@インド | |
SoC | Snapdragon 820 Quad-core Kryo 1.8GHz |
GPU | Adreno 530 GPU |
メモリ | 3GB LPDDR4 dual-channel RAM |
ストレージ | 32GB UFS 2.0 Flash |
モバイルネットワークの対応バンド(周波数)
出典:Mi.com
中国モデル | グローバルモデル@インド | |
FDD-LTE | 频段 B1 / B3 / B7 | B1 / B3 / B5 / B7 |
TD-LTE | 频段 B38 / B39 / B40 / B41 | B38 / B39 / B40 / B41 |
TD-SCDMA | 频段 B34 / B39 | 1900 / 2000MHz |
WCDMA | 频段 B1 / B2 / B5 / B8 | 850 / 900 / 1900 / 2100MHz |
GSM | 频段 B2 / B3 / B5 / B8 | 850 / 900 / 1800 / 1900MHz |
CDMA1X/EV-DO | 频段 BC0 |
メーカーのホームページの情報を抜粋しています。表記方法の違いがありますが、TD-SCDMA、WCDMA、GSMは同じ内容を示しています。
大きな違いは、『グローバルモデルはFDD-LTEのB5に対応していること』と『中国モデルはCDMA1XのBC0に対応していること』が挙げられます。
日本ではFDD-LTEのB1、B3を使いますが、B5、B7は使わないので、あまり影響はないといえます。WCDMAではドコモのFOMAプラスに対応していないのがつらいところ。中国モデルではCDMA1Xが使えるので、auで使えるかもしれません。
いずれにせよ、実機で確認したわけではないので、参考程度の情報です。
Google Playストア
出典:Mi.com
一方で、インドで発売されるモデルはそう言った制約がないので、初めからGoogle Playストアなどが入っています。これにより、日本国内同様、Google Playストア経由でアプリが導入できます。
上の画像と下の画像はUIを紹介した画像ですが、中国モデルである上の画像とグローバルモデルである下の画像に違いがあります。
違う部分を拡大してみます。まずは中国モデル。
出典:Mi.com
続いて、グローバルモデル@インド。
グローバルモデルの右端の端末にはGoogleサーチバーとGoogle Playストアのアイコンが見て取れます。
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